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情報時代にVanyatanが勝手に選りすぐった記事を無責任に解説・提言いたします。元は「利用価値のない日々の雑学」から分派致しました。


by vanyatan
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自転車3人乗り

明日、7月1日から道路交通法が改正され、注目されている自転車に対する規制が厳しくなる。一方で警視庁の広報はこれを「自転車3人乗り解禁」という表現で、今回の改正は如何にも緩和方向にあるという意図を打ち出している。各地でも講習会を開いているが、先日、私の関係でも開催され、3人乗り自転車講習会をメーカー色を顕わに開催した。事実、「自転車3人乗り解禁」は事実であるが、これには「3人乗り用自転車」という新しい車両が必要になる。また、全市町村が解禁をしているわけではなく、一方で罰金等の罰則規定もない。要するに、自転車という「交通法弱者」への対応は何も新しい考えは進んでいないのが現状だ。

自転車3人乗り_f0058462_14255269.jpgこれに対してのマスコミも意地悪な表現で国民を惑わす。「新しい専用の車両を買わなくてはならない」という言い方。しかし、これはあくまでも国民を惑わす言い方で、新しい車両か必要、イコール、金が係る、そして、その自転車を買えるものだけが新法の恩恵を受けることができる。しかし、違う表現、例えば「新車両に変えることで解禁の対象になる」という表現をすると、そうか、自転車を変えるだけで3人乗りが認められめるのならその方が安心であると、前向きに購入を考える。メーカーだって当然、新車両は安全重視で作っているのだから、それが20万もするようなものなら兎も角、自転車はせいぜい50000円程度のもの。可愛い家族のためなのであれば、くだらない玩具や洋服を買うよりもずっと価値のある買い物ではないか。

もうひとつ、警察は全市町村に義務付けるべきであり、同時に、どうしても3人乗りが必要に家族に対しては、各自治体で購入補助金の導入を促すべきである。事実、自転車事故が頻繁におこる東京23区などでは、今でも年間に可也多額の「全く使われない補助金」枠というのが、ひとつひとつは小さいがかき集めれば、年間で1000万単位の金額は算出できる。こういう制度を確立し、積極的に町の自転車屋さんで広報して、せめて、15000~20000円程度で自転車の買い替えができれば、可也浸透するはずである。申し訳ないが、10000円以内の海外製自転車は、どうせ1年くらいで壊れてしまうのだから、この方が良いのではないか。前橋市はすでに「半額助成」を打ち出している。とても良い傾向だ。

自転車3人乗り_f0058462_14263386.jpg同時に自転車は乗る人間もマナーとモラルも大事である。その手本はオランダのダッチバイクライフをもっと見習うべきだ。ダッチパイクは大変自転車の質が高く、リーズナブルであるが一方でオランダ国民の自転車ライフは良い手本である。特に感心するのは、停車中にはサドルから降りている。オランダで自転車の信号待ちをしている光景を見た人は驚くと思う。また、自転車も色々な種類があり、前面に子供を3人乗せられるタイプもある。こんな自転車が街中を堂々と走っている(日本では静岡の大仁サイクルスポーツセンターにでも行かないとお目にかかれないような自転車)ほど、人も都市もきちんと理解と整備がされているのである。

良い機会なので、まず身近な交通ルールをひとりひとりが考えるべきなのではないか?
by vanyatan | 2009-06-30 14:28 | 生活