情報時代にVanyatanが勝手に選りすぐった記事を無責任に解説・提言いたします。元は「利用価値のない日々の雑学」から分派致しました。


by vanyatan
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改めて発表されるもなく、現在のゲーム市場を鑑みれば当然と言えば当然だが、ドラゴンクエストの最新作ⅨのプラットフォームがニンテンドーDSに決定した。元来、ドラクエはプラットフォームの選択は慎重だった。以前はライバル社の人気ロープレ、ファイナルファンタジーが、ゲーf0058462_22364549.jpgムシステムや画像、それにプレス発表等も斬新でセンセーショナルだったのに比べ、こちらは保守的というか、王道というか。スクエニというひとつの会社になっても、相変わらずその路線は変わらないようだ。

現在のゲーム市場を考えればこれは当然の選択。同時にPS3導入への魅力も薄れたが、その辺りはさすがはスクエニで、FFの最新作13はPS3を予定しているが、この辺りのFFの伝統も守りつつある。当然のこと、FFは圧倒的な映像の威力でゲーマーに戦慄を与えるに違いない。

新作をいきなり携帯ゲーム機というのも今回が初めてで過去の移植とも違う。筆者ですら始めは、「Ⅸ」と「Ⅳ」を見間違えて、シリーズの中でも評価の高かった同タイトルの単なる移植だと思ったくらいだ。ある意味で、ドラクエとFFは、ソフトの人気もあって、逆にゲーム機の売上を伸ばしてきた貢献度の高い作品である。今までは「方向性が違う」という片付け方をされてきた、PSPとの販売合戦も、ドラクエの参入はDS優位に大きく貢献するであろう。

そうは言っても、「ポケモン」の人気もあって、相変わらずDSは品薄らしい。携帯ゲーム機は過去を振り返っても特に、年末やボーナスの商戦期にこのパターンが多く、特にゲームボーイ以降、任天堂にはそういう印象がつきまとう。ドラクエ発売本数にあったハードの生産も、通信ゲームが市民権を得つつある今日、今後のゲーム界を占う鍵になるであろう。
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# by vanyatan | 2006-12-12 22:37 | エンターティメント

自民党復党問題

f0058462_021519.jpg復党問題が、ここに来て揺れている。特に、岐阜1区は先の選挙中から女の戦いとしてクローズアップされていたので、マスコミもやたらとここを追いかける。

まず、復党直前の野田議員のコメント、「国民が郵政改革を望んだ?」から復党する。だけど貴方に投票した有権者はそれを望まなかった国民ではないのか?それから、今になっては孤軍奮闘の感のある佐藤議員もやたらと支部長だの公認候補を連呼する。まぁ、大臣経験もある野田氏に比べ議員経験も浅く実績も無い、ましてや委員会の採決にも無断欠席して個人を優先する意識レベルの佐藤氏では、言葉の重みが違うのはいた仕方ない。

ただ、本国は議会民主制であり、衆議院は小選挙区比例代表並立制なのであるから、野田が復党しようがしまいが岐阜1区は野田が代議士である。

f0058462_0235339.jpgそして前回の「選挙民ですら勝ち馬に乗った」衆議院選挙では、比例は自民と書いた人は殆どで、結果、両議員を支持している人は多い。つまり、前回の尋常では無い衆議院選挙の総括を今更したって何の意味も無い。こうしている間にも、岐阜市は今、中小企業は経営危機の状態にあるところが多い。要はこれから何をしてくれるかに関しては両議員とも全く白紙である。野田は郵政民営化に反対した自分の支持者をどう美しい国の民として導き、応えるかであり、佐藤に至っては、まず、国会は立法府であるという基礎から勉強して貰いたい。
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# by vanyatan | 2006-12-11 00:35 | 政治
先場所序盤休場し、綱の復帰は優勝以外ないという強い信念の元、見事な土俵を飾り、圧倒的な朝青龍の強さで終わると思われた名古屋場所だったが、最後に座布団が館内を舞った。相撲に悪役は存在しないが、どうも、朝青龍は悪役、白鵬は良い役である。しかも、朝青龍の悪役っぷりは現理事長の現役時代に匹敵する。横綱には申し訳無いが、千秋楽結びの一番で、来場所への期待が一層大きくなったのは事実。ズバリ、白鵬は来場所優勝して場所後は横綱昇進だろう。

この名古屋場所はこれ以外にも色々なことがあった。

f0058462_013729.jpgまずは露鵬事件である。出場停止の3日間が重いか軽いかということについて言えば、これは相当重い。3敗の露鵬には後半の停止は星取りに大きく影響するからだ。結果、千秋楽の今日琴三喜を破って給金を直した。筆者が重いといっているのは、この「罰」が何に対してなのかということである。もし、土俵態度に対して言うのであれば、大関千代大海のにお咎めなしは片手落ちである。諍いは一方的なものでない。ましてや、相手は大関。挑発しないまでも、そういう行為を抑えるのが大関というものだ。かつての大関といえば、こういう血気盛んな若い逸材の検討には、取り組み後、肩を叩いて賞賛したものだ。師匠の千代の富士も、良く、そういう賞賛を表現する横綱だった。また、もしカメラマンに関しての暴行だとしても、こんな場所中の力士を刺激するような行動に関しては、マスコミといえどもシャットアウトするべきである。

琴欧州の事件も同じである。しかも千秋楽の事件。一日くらい報道規制をするべきである。大相撲はプロレスではない。土俵以外の駆け引きは必要ないし、その辺りのジェラシーは、少なくとも関係者はしっかり考えて欲しいのである。

冒頭に書いた様に今場所の朝青龍は見事であったが、それには、怪我の後の横綱自身の「変身」にある。進んで稽古をし、休場して初めて分かった「綱の重み」の責任を全とうしようとした姿がそこにあった。筆者は、今まで余り好きな力士ではなかったが、この場所前の横綱は今までの見方を払拭した。かつて、貴乃花の黄金時代、時の理事長が「一番強い奴が一番沢山稽古しているんだから、誰も適わない」と評したが、稽古の虫だった貴乃花は別として、朝青龍にも、本当の意味での「綱の責任」を自覚した場所であった。それに比べると、やはり千代大海が、故初代貴乃花の大関在位50場所に次ぐ45場所だそうだが、この恵まれた体格の持ち主が「綱」に程遠いのは、自分の立場を弁えることのできない力士としての資質の無さである。悲しいかなその辺りの違いがはっきり出てしまった。その朝青龍もかつて旭鷲山と因縁の対決の土俵態度で注意を受けた。

大相撲は夏巡業で、夏休みも重なって地方巡業は一番華やかな季節を迎える。巡業地に近い方々は是非「素顔の力士」を見に行って欲しいと願う。
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# by vanyatan | 2006-07-24 00:18 | スポーツ

2006年W杯敗退

2006年W杯に於ける日本の敗退が決定した。

少年時代はリトルリーグに所属して、後の早実~ヤクルトの荒木選手の球をかすりもしなかった野球オンリーで育ち、その後は坊主頭が嫌で、剣道、バスケ等で全国大会に出場もあったが、サッカーとは体育の授業以外に全く縁の無かった筆者にとって、この球技の技術的な部分に関してはよく分からない。尤も、筆者の時分は今とフォーメーションに関する考え方が違い、FWとディフェンス(バックとか呼んでいたような・・・)の役割もきっちりしていた。体育授業の拙い経験値の中で、筆者はスイーパーというポジションを任されていたが、このポジションは防御にも攻撃にも参加しなくてはならず、兎に角運動量が多かった。結構スポーツは学校クラスの単位で考えれば足も速く、得意な方だったから、この極端に運動量の多いポジションを任せられた。野球で言えば「エースで4番」なんだと煽てられて(リトルではショートで1番だったが・・・)こf0058462_13473090.jpgのポジションを楽しんでいたと思う。というよりも、本当に沢山走らされた。中学校当時体育祭とは別にマラソン大会(といっても距離は最高10km)があったが、上位は勿論陸上部員だが、肉薄して検討しているのはサッカー部が多かった。高校になって、やはり良く走るクラブとして、ラグビーや硬式テニスもあったが、ここでも、野球やバスケは勿論のこと、これらを抑えて、陸上部に肉薄しているのはサッカー部員だった。スイーパー経験からして、やはりサッカーというのは「兎に角、良く走る」スポーツなんだと、ずっと思っていた。

今回の日本チームの世界戦3試合を見て、正直な感想は「走り負け」であった。初戦の豪は、ラグビーの滅茶苦茶強い国。国内ではラグビーが花形なんだろうが、それでもその元祖であるサッカーには、やはり原点として「走る」ことに長けているツワモノ揃いといっても相違ない。幾ら日本が引いて守っても、「走り」に関しての潜在的な執着の差が大きいことを感じた。結果論を述べて申し訳ないが、サッカーというスポーツに関して世界の「壁」はというのは「走のことの差」だと感じた。勿論、ブラジルに関してはさらに個人の技術が加わる。

一方で明るい兆しもある。例えばブラジル戦の先制点を上げた玉田選手の個人技だ。日本チームの根本的な難しさは、やはり国内組と国外組の「走り」に対する考えの違いだ。ヒデ選手やシュンスケ選手のパスは、確かにヨーロッパクラブチームのFWの「走り」があれば、そこに必ず到達するポジションに出しているし、それが彼らの「日常」なのである。今回、そのMFレベルに「走り」で到達したFWは高原選手をもってしてもいなかった。三都主~玉田のラインだから、彼らの個人技が一時的に世界の冠たるブラジルに通用し、そのネットを揺らしたのだと思う。

「走り」は速いだけでなく、「持久力」であり、それが露見されたのが、豪戦とクロアチアの後半である。そういう意味てせは、大黒選手、巻選手の投入は遅かった。しかし、これも結果論。筆者はロナウジーニョの様な神懸かり個人技を日本選手に求めない。身体能力からいけば、アフリカチームの「走り」は凄いが、それは瞬発能力であり、持久能力は然程高くない。カメルーン旋風が起こった大会もあったが、その後アフリカチームが世界を揺るがすほど上位に来ないのも、筆者は「走り」の違いだと思う。「走る」ことに長けているのはサッカー選手として当然で、そこがベースにあって次に何をどうするのかが求めら、その差が出てくるのがサッカーというスポーツだと勝手に結論にしている。日本チーム、嫌。それは代表レベルに限らず、少年サッカーの内から、もっともっと走ることに徹して欲しいと願うのであるが。

日本は決勝リーグには出られなかったが、まだW杯は続く。開催国という地の利からドイツの強さが印象的だ。勿論ブラジルは他国と格がひとつ違う。ドイツは次のアルゼンチン戦に勝てばその勢いで頂点まで上りつめてしまうかもしれない。筆者の無責任なベスト8予想は、既に決まっている2国以外は、イタリア、スイス、イングランド、オランダ、ブラジル、スペインである。フランスを落としている以外は順当な考えかもしれないし、オランダ・ポルトガルの因縁対決もどちらとも予想がつかない。そしてベスト4は、ドイツ、イタリア、オランダ、ブラジルである。イングランドは下馬評以上の強さを感じないが、この王国の底力は不気味であるし、グループリーグはスウェーデン戦への備えもあり6~7割の力出しだったのかもしれない。記録的にはオウンゴールだったが、パラグアイ戦のベッカムのフリーキックのレベル(誰かに当っても、又当らなくてもゴールが決まってしまうコースとボールの回転を実現できる非人間的なレベル)だけで、オランダをまさに一蹴してしまうかもしれないが、やはりオーウェンは痛い。そして、決勝はドイツとブラジルという2大会連続の同カードで、ドイツが優勝するという現時点での予想なのであるが・・・。

勝手なことを言ったから、大会が終わったら総括しなくては。
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# by vanyatan | 2006-06-25 13:48 | スポーツ
f0058462_18514081.jpg自他共に認める巨人ファンである筆者が、機会ある毎に周囲に言って来たのが、「今もっとも欲しい他球団の選手は金本である」ということだ。これは実はもう10数年前から言っている。筆者はそもそも金本選手が広島のクリーンアップに並ぶ様になった時代から、そう、3番前田、4番江藤、5番金本という時代(実は、更にその前に1番野村、2番緒方といるから凄い・・・)に、兎に角この中で当時の巨人に一番欲しい打者は、外野手の左バッターが増えても金本だとずーっと言って来た。江藤が本塁打王になっても、前田、野村が首位打者を争っていても、筆者は絶対金本だった。当時はブログなんてものが無かったが、実は、FA時代が到来し、わが永遠に不滅の巨人軍はただ金銭だけを使いまくり、結果落合、広沢、清原を取り巻くって来たが、実はその度毎にスポーツ新聞に投稿(常に不採用)し続けていた。内容は勿論、「巨人が一番とるべく選手は金本だということ」。だから、江藤の巨人入りが確定した時が一番ショックだった。江藤選手が悪い訳ではなく、だったら今度こそ本当に金本だと思ったからだ。

金本選手に必用に拘っていた理由はただふたつ。ひとつ、チャンスに滅法強いこと。ふたつ、やたらと頑丈なこと。勿論その当時からこんな大記録をつくるなんて思ってもみなかったが、筆者は同じ広島カープの大先輩、衣笠選手と、左右の違いはあるにせよ、やたらとタイプがダブっていたのだ。派手さは無い。しかししっかり軸が定まっている選手であると。守備も良い。そしてこういう選手というのは、本当に珍しく、こういう選手こそ「10年に一度の大器」なんだと思う。

だから当然、この記録達成は嬉しい。しかも、筆者がここ10年では、ケン・グリフィーJr.と並び最も好きな大リーガーであるカル・リプケンの大記録を超えたことは更に嬉しい。言葉では表現出来ない偉業である。これは巨人ファンだからどうこうでは無く、(今や世界一の)日本野球界が誇る記録である。この「連続フル出場記録」というのを更新し、もう誰も届かない大記録(尤も、リプケンが達成した時、二度と破られない記録と言われたが・・・)にして欲しい。勿論、リプケンや衣笠同様、彼は記録だけでなく、記憶にも鮮烈に残る(巨人ファンなので嫌なシーンばっかりだが)大選手であり、彼の年齢から言えば、まだ3~4年はその勇姿に感動できるであろうが・・・。

金本選手の個人記録はこちらで
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# by vanyatan | 2006-04-11 18:51 | スポーツ

大河ドラマ評

毎年NHKの大河ドラマに関しては他のドラマとは違い、特別の感慨をもって視聴している。今年も早1クールが過ぎたので、例年よりは少し遅いが、幾つかコメントしたい。

まず、テンポが不安定である。今回は、大河でも視聴率の過去の実績でも高い視聴率の取れる織豊時代。しかしながら、桶狭間から朝倉攻めまでを2ヵ月間は超ハイペース。その後、小谷城落城に1ヶ月かけるというペースは何とも、視聴者側の年次感覚を大きく狂わす。尤も、大河は、歴史好き視聴者が殆どだから、その辺りは考慮してくれるかもしれないが、新しい層を取り込むには、可也難のある設定だ。

f0058462_17224590.jpg原作から路線的には「おんな太閤記」なんだろうが、キャスティングをみると「利家とまつ」に近い。しかしその割りには、山内家の内情や夫婦関係の扱いが少なく、明確な制作ポリシーが伝わって来ない。つまり、原作に拠るところが大き過ぎて、それを大河という俎上できっちり仕上げきっていないのが例年に比べて面白みに欠けている部分なのである。シバリョウの作品は単に、人物や歴史的背景を追うだけでなく、その人物や人間関係において、現代(作品著述当時)の視野から氏の歴史観提言をしている。つまりは、山内一豊という人物がメーンなのでなく、このくらいの地位の武将から考えた当時の「体制観」なのであり、しかし、それをある意味で代行するためのストーリーテラーとして千代がある。その辺りの原作のレトリックを把握していないとこの物語はただの時代説明に終わってしまう。番組を見ると一豊がこの時代の重要局面にすべて関与していると錯覚してしまい、現実的に(というか、地理的にが正しい)そんなことは無理であり、しかし、一方で当時の一豊クラスの武将の「功名感」というのは、常に、どんな戦場にでも、何時でも赴くという心意気であることを小説では察しえるものの、やはり映像は、一番大事な部分を表現しきれない。これは脚本の力不足である。

もうひとつはいつも言うが時代考証。衣装考証の方は小泉清子さんが担当し、彼女の感覚は「利家とまつ」の時もそうだったが本当に斬新で、特に今回は千代の小袖が素敵。今後も楽しみである。これぞ大河である。しかし、歴史解釈に関しては、帰蝶の扱いがやはり気になり、原作執筆時以降の新解釈だが、姉妹ブログで書いた様に、ここは、脚本家の本領を発揮して欲しい。というか、小和田氏がついているのだから残念な気がする。大石の力量ではこの辺りの整合性をつけるのに、荷が重い?「功名が辻」を題材にするのなら完全に脚本家を間違えた。

一方で仲間由紀恵は、そもそもが代役であったが、良く頑張っていると思う。「ごくせん」の下手な演技しか知らなかったからどうなるかと思ったが、この役は上手い下手でなく、填まっている。ちょうど「利家とまつ」の松島奈々子のように、彼女もこの作品で全国区の女優として好感度アップは間違いないだろう。

しかし、大河おなじみのメンバーのそろい踏みで、正直、西田、香川、柄本、武田と出ているとだれが今回の秀吉役なんだか分からなくなる。これもまた、大河の特徴なのであるが・・・。
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# by vanyatan | 2006-04-03 17:23 | エンターティメント

大相撲 世界標準時代へ

大相撲春場所(大阪場所)が15日の熱戦を終了した。ここ1~2年は横綱朝青龍が圧倒的な強さで君臨していたが、こういう強い横綱の居るときというのは、不思議と後続する力士のレベルも上がって来るものだ。事実大鵬という大横綱が居た一方で、柏戸、北の富士、玉の海、琴桜という横綱が次々輩出しているし、初代貴乃花もこの大鵬時代後半の「主役」であった。史上最強横f0058462_033480.jpg綱といわれる双葉山の時代は、番付編成も、一年間の場所数も現在とは全く違うので、余り参考にならないが、やはり後続の羽黒山、安藝ノ海、照國という横綱の出現に繋がっている。強い力士が居るということは、各界自体の向上に繋がるのであろう。直近の二代目貴乃花の時代もある意味しかりで、兄弟とはいえ若乃花、武蔵丸、そして現在の朝青龍に繋がっているといえる。結果的に言えば、昨年一年間優勝杯を誰にも譲らなかったこの外国人横綱のお陰で、角界は、久しぶりに全体レベルが向上し、近年まれに見る高レベルで面白い大相撲が開催されるのは、後世の評価に託すまでもなく判明できるというものである。

特に、この平成18年春場所というのは、相撲界の歴史に残る場所になるであろう。まず、なんといっても特記したいのは、幕内・十両で休場がひとりもなかったこと。13年ぶりらしい。これは本当に嬉しい。どんなスポーツでも、選手がベストな状態で望むという機会は中々ないが、ベターくらいらは仕上げて欲しい一方で、怪我や故障はスポーツ選手にはつきものである。特に、ここ20年くらいで平均体重が25%以上も「増量」した角界の力士たちは、体を合わせること自体が常に危険と鉢合わせであるといえる。ましてや、世界中から「最強かつ最も美しい格闘技」と言われる大相撲は、同時に瞬発力も要求されるほど、格闘技の中ではこれほど「短時間」で勝敗が決まるものも無い。格闘技の100メートル走とも言えるのではないか。

f0058462_05482.jpg次に朝青龍を揺るがす存在として、またひとり白鵬が名乗りを上げたことである。大関の琴欧州、栃東に加え、入門時から期待され、ここ一年くらいは少し大人しかった「大器」の本領発揮であろう。近い将来、早ければ来年早々にも、朝青龍を鼎の軽重に琴欧州、白鵬の三外国人横綱時代が来ることを実感できた。

もうひとりは、十両の把瑠都である。43年ぶりという15戦全勝優勝は、あの横綱北の富士以来であるという。気の早い話だがこの把瑠都も「横綱候補」であることは間違い無い。

日本野球がベースボールを制したのも束の間、相撲という「国技」には、長いこと和製の横綱がいないどころか、今は角界の方が「インターナショナル」であると言えよう。スポーツに国境はないのだから、もっともっと角界は世界に門戸を開くべきである。まだまだ世界には相撲の「勘」の良い民族が沢山いる筈なのである。そして、そういう意味では、相撲が「半分文化伝統」だけでなく、真のスポーツとして世界に紹介されるチャンスが来たのだと歓迎したい。大相撲世界標準への幕開けに2006年春場所がなって欲しいと願う。

本日、29日に新大関白鵬が誕生する。
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# by vanyatan | 2006-03-29 00:06 | スポーツ
少年時代からリトルリーグに入っていたから、この「事件」は大変な感慨である。小さい頃、留学したていたアメリカ人に「お前らのやっているのは野球だが、俺達のやっているのはベースボールだ」と言われて依頼、鬼畜米英ではないが、この日の来るのを切望していたに違いない。

今回の世界一には色々な解釈・感想があると思うが、筆者敢えてはふたつだけ。

ひとつは、予選の韓国と米国に敗れた合計3試合は、すべて1点差負けだったこと。韓国は全勝しているから例外としても、こういうチームは珍しい。別な言い方をすれば、全て勝てる可能性か多分にあったということだし、逆に幸運だったのは、韓国の様にすべて勝ってしまうと、自分のチーム弱点は愚か、本当の意味の「強み」も発覚できなかったのではないだろうか。短期決戦は、何処で波にのるかがポイントで、そういう意味では、サッカーのワールドカップで、日本のように決勝リーグに出ることが必死のチームと違い、ブラジルやドイツ、アルゼンチンなどが決勝リーグを見据えて予選を戦うのと一緒で、今回は「結果論」であるがピークを準決勝以降に持ってこられたモチベーションは見事だった。勿論、アメリカがメキシコに負けたというのが大きかったが、強いチーム、勢いのあるチームには「運」も見方するものである。

f0058462_2383545.jpgふたつめは「決勝」でキューバのみせた「追い上げ」に対し、自分たちの野球を見失わなかったことにある。昨年アジアリーグの初代覇者であるロッテから8人の選手が出ているこのチームは、キューバにとっても戦う前から「格が上」であったのは間違いないし、カストロ議長のコメントがそれを現している。今回は五輪に対戦した中途半端なチームでないことや、祖国のスーバースターが日本のプロ野球には全く通用しないことも露呈し、最早、日本にとってはキューバの「壁」が全く脅威でないことすら、自分たちも良く認識していた様だ。しかし、身体能力では圧倒的に優位な彼等は、メンタル的にもバランスが良く、4点のビハインドがあっても、自らの野球を最後までやり通した。これは拍手を贈りたいし、そういう意味では決勝がドミニカでなくキューバで良かったかもしれない。そして、そのキューバに対して、日本も「野球」が出来た。その点で一番大きかったのは、実は「世界の王監督」と「世界のイチロー」の存在であろう。世界の野球人の憧れである世界一の記録を持つ男サダハル・オーが、全ての野球人にこれほど大きな存在だということも、このWBCというイベントを通して初めて認識できたし、同時に「イチロー」もやはり偉大なんだということである。

ベースボールというスポーツの世界人口はまだまだ少ないし、次々回の五輪競技からも割愛されてしまった。また、オフェンスとディフェンスが一定の間これほど拘束されている競技は「スポーツではなくゲームだ」という論調も昨今多い。しかし、筆者の軸で考えれば、30年前の屈辱を晴らし、野球は世界の「ベストオブベースボール」なのだということを証明してくれたことにある。世界に通用する「日本野球」のペナントレースも開幕し、もっともっと世界の舞台でみせた高いレベルを目指して欲しいと思う。
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# by vanyatan | 2006-03-26 23:04 | スポーツ
日本映画製作者連盟(映連)が、1月31日に、2005年の映画興行収入を発表したが、ブログの世界でのレビュー等活況をよそに、前年より6%減の1981億6000万円だった。


まずは、2005年興行収入ランキングを発表する。

【邦画】
1. ハウルの動く城  196.0
2. ミュウと波導の勇者ルカリオ 43.0
3. 交渉人 真下正義 42.0
4. NANA 40.3
5. 容疑者 室井慎次 38.3

【洋画】
1. ハリーポッターと炎のゴブレット 115.0
2. スター・ウォーズ EP3 シスの復讐 91.7
3. 宇宙戦争 60.0
4. チャーリーとチョコレート工場 53.5
5. Mr.インクレディブル 52.6

f0058462_22245386.jpg洋画の落ち込みが大きく、11.7%減の1163億円8000万円。一方、邦画は「ハウル~」のビッグヒットもあり、3.4%増の817億8000万円と、全体に占める割合も3.8ポイント上昇し41.3%と全体の4割以上を占めた。

興行収入は2004年まで2年連続で過去最高を更新していた。動員数が伸びていた一方で、最近では映画館の様々な割引サービスが多様化。シネコンの通常割引を筆頭に、レディース・デイ、ファースト・デイ、レイト・ショーの定番のほか、夫婦50割引、シニア割引、高校生友情プライスなど、ユーザーも定価で作品鑑賞をすることが稀になってきた。

f0058462_22251681.jpg邦画は「終戦60年」に因んだ作品でミドル・シルバー層の確保に成功したが、洋画は公開劇場の多様化と、シネコンが全国公開系を中心に放映した結果、作品上映の多様化に歯止めをかけたことが、観客動員の非効率に繋がった。「ハリポタ」は135億円、「エピソード3」は110億円、「宇宙戦争」も80億円をそれぞれ見込んでおり、この3作品だけでも、60億円を当初予定より下回っていた。

邦画の好調は2006年に入っても続いており、洋画も起死回生の切り札である「ナルニア国物語」がまもなく公開される。この「ナルニア~」の成績次第で、今年の興行成績も予測が出来ると思われる。
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# by vanyatan | 2006-02-19 22:25 | エンターティメント