情報時代にVanyatanが勝手に選りすぐった記事を無責任に解説・提言いたします。元は「利用価値のない日々の雑学」から分派致しました。


by vanyatan
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カテゴリ:スポーツ( 10 )

f0058462_9313155.jpgイチローが、日米通算3000本安打を達成した。いつも思うことだが、これは公式記録であるから、オープン戦とかワールドシリーズ等の数は含んでいない。数のことをとやかくいうのではなく、イチローで最も印象的なヒットは、昨年の大リーグオールスターでのランニングホームランである。何故あのヒットかというと、最もイチローと言う人を象徴している。あの球を打ったという判断力、次にあの場所に飛んで球がとんでもない方向に弾かれたという運の強さ。そして、ラン
ニングの速さであり、守備はイチローがあまりにも早くセカンドベースを回っていたのでさらに焦ってもたついたという。まさにイチローが持ち合わせた3つの大きな要素があのオールスター初のランニングホームランに繋がった。

つまりは、何が言いたいのかというとイチローのファンとして、3000本の内、どの安打が一番印象に残っているかと言われと、これという1本がないからである。これはファンとして残念である。

ところでかの本人は試合後のインタビューでも淡々と為ていた。しかし印象的なコメントが二つあった。ひとつは一打席一打席を大切に、集中すること。つまりは積み重ねというより、この1打席に全力を尽くす。その繰り返しをしていれば結果はおのずとついてくるし、逆に今、直面している問題に全力でぶつかる事がないと、次にの打席には全く展望が開けない。なにも進歩がなくただ打席に立っているのと一緒にだという。なるほど、今までのイチローのコメントとは毛色が違
いちょっと驚いたが、説得力のある言葉である。

もうひとつは「皆さんはカウントダウンと言われてましたが、僕にはカウントアップですから…」というイチロー節。いつも思うがイチロー節はまさに的を射ている。世間は3000本迄あと何本であったが、彼には如何に良い場面で打ててチームの勝利に貢献出来るかである。そしてこの、カウントアップと言う精神はスポーツだけでなく、すべての事柄に対しても、ちょっとした発想の転換に持っていると良いスキルである。

日本の様に、その場で花束を持っていったりしないのも、ゲーム中はゲームに徹しているというアメリカの合理的な部分はとても良い。日本も見習ってほしいし、敵地のファンからの祝福が凄かったことは、イチローがシアトルだけでなく、全米のベースボールファンに注目されていることを示すものでもある。

イチロー選手には心から祝福したい。
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by vanyatan | 2008-07-31 09:32 | スポーツ

北京五輪の24人

f0058462_23102862.jpg北京五輪の野球最終メンバー24人が発表され、大方の予想通り、やはり、巨人上原が選ばれ、ヤクルト宮本が主将に選出された。この2人に関しては成績如何に関わらず、絶対に外されないという自信があったが、それは星野という監督の性格がそうだからである。ある意味で稲葉もその一人だから、最終的には3人。この3人は絶対に外さない。かの終身名誉監督、長嶋さんの後を継いだだけでも大変な気苦労を背負いこんだのに、彼は、日本の野球をベースボール世界一に迄押し上げた。その最高の功績者がこの二人である事は、今更いうまでも無い。

思えば、彼ほど現役時代、ファンを裏切らなかった男はいない。燃える闘魂という形容は、スポーツ選手なら誰でも持ち合わせているものだ。しかし、何時しかこの形容詞は、星野仙一の代名詞になっていた。何故か? それは、単にON全盛期に常に真っ向勝負で立ち向かったという事だけではない。彼は、ファンも裏切らないが、自分で自分を裏切らない。自分に嘘をつかない男であった。そしていつも自分を信じていた。スポーツは勝ち負けの世界だが、彼は自分を信じ、自分に嘘をつかないから、例え負けても、悔いはない。(もっとも、巨人ファンとしては星野が勝った方が多いと記憶しているが…)

勝っても負けても実にすがすがしい男で、こちらも負けた悔しさより、星野じゃあ仕方ないなぁ、と思ったほどだ。あの時代、江夏や平松にはそう思わなかったから、やはり星野は特別な存在だ。

その星野が監督として、信じられ男として選んだのがこの3人である。勿論、他にもそういう選手はいるが特に上原に関しては、上原への信頼もさることながら最終的には上原を選ぶという自分を信じたに違いない。

上原が北京で期待に応えられるか、それとも一度も登板しないのかは、ゲームになってみなければわからない。だが、逆にいえば、上原が出てくるような局面にならなければ、日本の金メダルは無い。なぜなら、新井、村田という大砲がいるものの、松中、小笠原を欠いている以上、確実性の高い大砲はいない。結局は、1点を争う投手戦である。つまりは投手力がものをいう。世界各国どこをみても、これだけの投手を揃えている国はいなく、それは恐らく、10人に絞ったら大リーグにも勝るとも劣らないであろう。だからこそ、上原の出番は多い。迷ったら上原という構図があり、そしてそれは勝利の、いや金メダルへの「仮定」であり、星野はそれを方程式にするのである。

しかし、余談だが、打線は本当に参加国で最低である。それだけ、イチロー、松井、福留、城島という大リーガーが凄いんだと痛感する。もし、このメンバープラス上記4名に加え、松坂、黒田、岩村が入っていたら、金は間違いない。
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by vanyatan | 2008-07-18 23:11 | スポーツ
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最近は、わが栄光の巨人軍より大好きなヤンキースが、残念ながら破れてしまったが、そのライバル球団でもあり、ア・リーグの代表でもあるレッド・ソックスがワールドシリーズを制覇したので大変嬉しい。
だが、レッド・ソックスに関しては、ボストンが本拠地であること、オーティス、ラミネスという最強の3・4番がいること、グリーン・モンスターという、日本で言えば到底できそこないみたいな球場がホームグラウンドであること、それに、今年は松坂と岡島という日本選手が大活躍したことしか知らない。そうそう、ヤンキースの好敵手であるということも。ヤンキースに関しては姉妹ブログで「ヤンキース沈没」について書いたので直接的には触れない。

松坂がレッド・ソックス入りした時、ヤンキースにとって、松坂自体は然程脅威ではないが、ただ、ヤンキースと壮絶な優勝争いを繰り広げるきっかけになるのではないかと思ったが、今シーズンは最終的には僅差だったものの、一年を通してレッド・ソックスに大きく水をあけられてしまったのは事実。このチームが3年振りにまた、世界一になったことで、ヤンキースのストーブリーグは完全に火がついたという言い方は出来るだろう。

そういう意味では打撃はともかくも、投手陣は大きく水を開けられた。投手を中心に大きなトレードが必要であろう。別に安易なトレードなんかしなくても、投手陣を育てればよいのだか、その辺りは日本野球と違い、「球団が育てる所以」なんて考えは毛頭持ち合わせていないのが、アメリカのプロスポーツだ。いや、これは、アメリカだけではなく、欧州のプロサッカーや、アメフトにも見られるように、プロと名がつく以上、その責任は自分にある。そして、ある意味でそれを証明してくれているのが、世界のプロリーグで活躍できる「日本選手」なのである。

レッド・ソックスのふたり、松坂と岡島は特にその点が顕著である。松坂は西武に入団したときからそうだった。自分というのを良く分かっている選手だ。だから日本野球では成績を出しながらも最高の評価を受けていたとはいえない。しかし、筆者は時代が違うかもしれないが、松坂の持ちうるプロ意識というのは、相当なものだと思う。自己管理という面から「太りすぎ」を指摘され、イコールそれがプロ意識に欠けるという言い方もされる。しかし、太っていようが、どうであろうが、チームを優勝させたことに多少なりとも(無論、松坂は多少なんてものではないが・・・)誰もが否定できない素晴らしい功績である。岡島に関してはもう絶句だ。筆者は岡島がMVPでも良いと思っている。巨人に在籍中は「あっちゃ向いてホイ!投法」と馬鹿にしていたが、彼の意識は既に、日本野球の枠にはあの当時から収まりが就かなかったのだと思う。MLB大好き(というかヤンキース大好き)人間だったが、このふたりには大リーグというベースボールの最高峰にある選手が何をしなければならないのかということを教わった気がする。

ボストンというとBostonというロックバンドを思い出す。More than feelin'は名曲だし、ファーストアルバムはロック史上に残る1枚だ。ボストンにもそういうファンがいるかもしれないが、今夜は夜通しこのアルバムを聴いて、好敵手の世界一を祝福したい。
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by vanyatan | 2007-10-29 23:32 | スポーツ

ライコネン、お見事!

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夜遅くまで、テレビを観た甲斐があったというものだ。
又、こんなことってあるのだなぁとも、久しぶりに驚いた。

筆者のF1との関わりは何と1976年の富士サーキットでの開催が最初の体験だ。とても古い話だ。

あの頃はジェームスハントが好きだった。親友がロニーピーターソンの大ファンで、アンデレッティと共に、JPSがスポンサードしていたロータスを応援していた。筆者は当然マクラーレン、スポンサードはマルボロでそういえば当時はタバコメーカー花盛りだった。

そんな訳で親友とはグランプリがある度に言い争っていたが、そもそも、F1を知ったのも奴の影響。
その後クルマ好きになったのも奴の影響だ。

好きなドライバーは、今でも変わらないが、ジル・ビルヌーヴ。現役時代をリアルには余り知らないが、ビデオは結構集めた。端正なマスクの写真を大伸ばしでパネル化し、部屋に飾っていたこともあった。ご存知の様に彼はレース中に亡くなったが、ワールドチャンピオンすら取れなかったが、今でも「一番速い」レーサーだと思っている。残念ながらワールドチャンピオンにはなれなかった。1979年、チーム・フェラーリはジョディ・シェクターを優先した。まだ若いジルにはこの後何度もチャンピオンのチャンスがあるとチームフェラーリは考えた。しかし、彼は「速い」ことに拘り続け、1982年にベルギーの予選で散った。ものすごい事故であった。息子のジャックは1998年、父の果たせなかったワールドチャンピオンになった。チームはウィリアムスであった。彼も「速い」。しかし、その「速さ」は父の比では無い。

F1の面白さは、インディやル・マンとは又違う。一番速い奴が勝つとは限らないからだ。
速くて勝ち続けたドライバーは、後にも先にも一人だけ、「音速の貴公子」と言われたアイルトンセナだけである。セナも本当に速かった、ライバル達も又、皆強かった。アラン・プロスト、ネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセルである。この時代は、本当に毎回レースが手に汗握る内容で、興奮の坩堝だった。しかし、そのセナもサーキットに散った。

ジャッキー・ステュアート、ニキ・ラウダ、プロストやマンセル、そしてミハイル・シューマッハも速いとは思わない。シューマッハは確かに最多勝利数、最多ポールポジション、最多ベストラップの記録を持っていて、この記録はどれも破ることが不可能なものばかりてあるが、しかし、彼が本当に強かったのはフェラーリ時代。前半のベネトン時代は、成熟期にあったベネトンマシンと運命の出会いであった。そして、フェラーリでは4年間辛酸を舐めた。本当に勝ち続けるようになったのは、2000年代になってからである。その後は「無事是名馬」の様であったから、「速い」という印象は無い。

今年で言えば、ハミルトンやマッサは速いが、ワールドチャンピオン、ライコネンに「速さ」は余り感じない。だからF1は面白いのである。

それにしてもフェラーリは凄い。マシンの安定感は、ビルヌーヴの頃から今でもまだそんなに高くない。今シーズンなんかは誰がどう見たって、どうみたってマクラーレンの方が遥かに上である。

しかし、面白いのは、シューマッハの時も、ラウダが乗った時もフェラーリは好成績を上げて来た。しかし、同時にいつもマシンに不安を抱えていた。つまり、フェラーリは本物のドライバーにしか、本物の走りをさせてくれない、正真正銘の跳ね馬なのである。あのプロストが、マンセルが、フェラーリではチャンピオンになっていない。セナも(ホンダとの終身契約がなくても)フェラーリでは勝てなかったかもしれない。でも、もしかしたら、セナがフェラーリに乗ったら、ジルより速かったかもしれない。

とどのつまりは、キミライコネンは、本物のF1ドライバーという訳だ。

兎に角、素晴らしいパフォーマンスに拍手喝采である。
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by vanyatan | 2007-10-23 23:07 | スポーツ
レッドソックス松坂が日本時間の15日に誕生。 契約金は6年契約の5200万ドル。日本円にして約60億円プラス出来高払いという日本人メジャーリーガーでも最高額となった。今朝のテレf0058462_22163126.jpgビニュースでは記者会見を朝7時に地上波では教育とTX(例によってアニメを放映していた)以外は一斉に衛星中継を流した。背番号の「18」も同時に公表した。一部しか見られなかったが、松坂が安堵した様子に、パリーグなので、細かいことまではく知らない選手であるが、その喜びがこちらにも伝わって来た。

昨年からペナントレースでセパ交流戦が組まれてはいるものの、松坂の投球を球場で見たのはわずかに2回。いずれも日本シリーズの巨人戦で、松坂はメタ打ちされた。この時はいずれも最悪のコンディションだったようで敵ながら気の毒であった。我が永久に不滅の巨人軍のエース上原と入団が同期という事もあり、注目していたのは事実。確かに、タダ者ではないが一シーズンを通しての安定感は然程でない年も過去には多く、今年こそ17勝5敗、防御率2点台たったものの、勝ち数のみならず、敗け数も多い投手である。但し、数字による安定感というより、マウンド上での威圧感は大きく、これまでの日本人メジャーリーガーでは、どちらかというと野茂というより、佐々木に近い貫禄がある。

会見で印象的だったのは「大リーグ入団の夢が適ったか」という趣旨の質問に対し、「夢というより、現実にメジャーリーガーになったこと」を強調した。アメリカ人の好きな、dream come trueという考え方もさることながら、この人は昔からこういう自分で成し遂げる事をとても大事にしている人であることを思い出した。過去にも印象に残っているのは、プロ野球で初めてイチローと対決し、彼をきっちり抑えたときに「自分の自信が確信に変わった」とコメントしたことだ。自らの信念をきちんと持っているからこそ、契約金問題でも全く動じなかったのだと分析している。この彼の前向きな考えと、変わらない向上心がある限り、松坂投手は大リーグでも素晴らしい成績を残せるだろう。

かくいう筆者も、国内での巨人同様、MLBは以前滞在の経験もあることから、レジー・ジャクソンの頃から大のヤンキーズファン。松坂はアメリカへいっても筆者にとっては敵役だが、松井もさることながら、A・ロッドやジータとの対決も見ものである。
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by vanyatan | 2006-12-15 22:17 | スポーツ
先場所序盤休場し、綱の復帰は優勝以外ないという強い信念の元、見事な土俵を飾り、圧倒的な朝青龍の強さで終わると思われた名古屋場所だったが、最後に座布団が館内を舞った。相撲に悪役は存在しないが、どうも、朝青龍は悪役、白鵬は良い役である。しかも、朝青龍の悪役っぷりは現理事長の現役時代に匹敵する。横綱には申し訳無いが、千秋楽結びの一番で、来場所への期待が一層大きくなったのは事実。ズバリ、白鵬は来場所優勝して場所後は横綱昇進だろう。

この名古屋場所はこれ以外にも色々なことがあった。

f0058462_013729.jpgまずは露鵬事件である。出場停止の3日間が重いか軽いかということについて言えば、これは相当重い。3敗の露鵬には後半の停止は星取りに大きく影響するからだ。結果、千秋楽の今日琴三喜を破って給金を直した。筆者が重いといっているのは、この「罰」が何に対してなのかということである。もし、土俵態度に対して言うのであれば、大関千代大海のにお咎めなしは片手落ちである。諍いは一方的なものでない。ましてや、相手は大関。挑発しないまでも、そういう行為を抑えるのが大関というものだ。かつての大関といえば、こういう血気盛んな若い逸材の検討には、取り組み後、肩を叩いて賞賛したものだ。師匠の千代の富士も、良く、そういう賞賛を表現する横綱だった。また、もしカメラマンに関しての暴行だとしても、こんな場所中の力士を刺激するような行動に関しては、マスコミといえどもシャットアウトするべきである。

琴欧州の事件も同じである。しかも千秋楽の事件。一日くらい報道規制をするべきである。大相撲はプロレスではない。土俵以外の駆け引きは必要ないし、その辺りのジェラシーは、少なくとも関係者はしっかり考えて欲しいのである。

冒頭に書いた様に今場所の朝青龍は見事であったが、それには、怪我の後の横綱自身の「変身」にある。進んで稽古をし、休場して初めて分かった「綱の重み」の責任を全とうしようとした姿がそこにあった。筆者は、今まで余り好きな力士ではなかったが、この場所前の横綱は今までの見方を払拭した。かつて、貴乃花の黄金時代、時の理事長が「一番強い奴が一番沢山稽古しているんだから、誰も適わない」と評したが、稽古の虫だった貴乃花は別として、朝青龍にも、本当の意味での「綱の責任」を自覚した場所であった。それに比べると、やはり千代大海が、故初代貴乃花の大関在位50場所に次ぐ45場所だそうだが、この恵まれた体格の持ち主が「綱」に程遠いのは、自分の立場を弁えることのできない力士としての資質の無さである。悲しいかなその辺りの違いがはっきり出てしまった。その朝青龍もかつて旭鷲山と因縁の対決の土俵態度で注意を受けた。

大相撲は夏巡業で、夏休みも重なって地方巡業は一番華やかな季節を迎える。巡業地に近い方々は是非「素顔の力士」を見に行って欲しいと願う。
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by vanyatan | 2006-07-24 00:18 | スポーツ

2006年W杯敗退

2006年W杯に於ける日本の敗退が決定した。

少年時代はリトルリーグに所属して、後の早実~ヤクルトの荒木選手の球をかすりもしなかった野球オンリーで育ち、その後は坊主頭が嫌で、剣道、バスケ等で全国大会に出場もあったが、サッカーとは体育の授業以外に全く縁の無かった筆者にとって、この球技の技術的な部分に関してはよく分からない。尤も、筆者の時分は今とフォーメーションに関する考え方が違い、FWとディフェンス(バックとか呼んでいたような・・・)の役割もきっちりしていた。体育授業の拙い経験値の中で、筆者はスイーパーというポジションを任されていたが、このポジションは防御にも攻撃にも参加しなくてはならず、兎に角運動量が多かった。結構スポーツは学校クラスの単位で考えれば足も速く、得意な方だったから、この極端に運動量の多いポジションを任せられた。野球で言えば「エースで4番」なんだと煽てられて(リトルではショートで1番だったが・・・)こf0058462_13473090.jpgのポジションを楽しんでいたと思う。というよりも、本当に沢山走らされた。中学校当時体育祭とは別にマラソン大会(といっても距離は最高10km)があったが、上位は勿論陸上部員だが、肉薄して検討しているのはサッカー部が多かった。高校になって、やはり良く走るクラブとして、ラグビーや硬式テニスもあったが、ここでも、野球やバスケは勿論のこと、これらを抑えて、陸上部に肉薄しているのはサッカー部員だった。スイーパー経験からして、やはりサッカーというのは「兎に角、良く走る」スポーツなんだと、ずっと思っていた。

今回の日本チームの世界戦3試合を見て、正直な感想は「走り負け」であった。初戦の豪は、ラグビーの滅茶苦茶強い国。国内ではラグビーが花形なんだろうが、それでもその元祖であるサッカーには、やはり原点として「走る」ことに長けているツワモノ揃いといっても相違ない。幾ら日本が引いて守っても、「走り」に関しての潜在的な執着の差が大きいことを感じた。結果論を述べて申し訳ないが、サッカーというスポーツに関して世界の「壁」はというのは「走のことの差」だと感じた。勿論、ブラジルに関してはさらに個人の技術が加わる。

一方で明るい兆しもある。例えばブラジル戦の先制点を上げた玉田選手の個人技だ。日本チームの根本的な難しさは、やはり国内組と国外組の「走り」に対する考えの違いだ。ヒデ選手やシュンスケ選手のパスは、確かにヨーロッパクラブチームのFWの「走り」があれば、そこに必ず到達するポジションに出しているし、それが彼らの「日常」なのである。今回、そのMFレベルに「走り」で到達したFWは高原選手をもってしてもいなかった。三都主~玉田のラインだから、彼らの個人技が一時的に世界の冠たるブラジルに通用し、そのネットを揺らしたのだと思う。

「走り」は速いだけでなく、「持久力」であり、それが露見されたのが、豪戦とクロアチアの後半である。そういう意味てせは、大黒選手、巻選手の投入は遅かった。しかし、これも結果論。筆者はロナウジーニョの様な神懸かり個人技を日本選手に求めない。身体能力からいけば、アフリカチームの「走り」は凄いが、それは瞬発能力であり、持久能力は然程高くない。カメルーン旋風が起こった大会もあったが、その後アフリカチームが世界を揺るがすほど上位に来ないのも、筆者は「走り」の違いだと思う。「走る」ことに長けているのはサッカー選手として当然で、そこがベースにあって次に何をどうするのかが求めら、その差が出てくるのがサッカーというスポーツだと勝手に結論にしている。日本チーム、嫌。それは代表レベルに限らず、少年サッカーの内から、もっともっと走ることに徹して欲しいと願うのであるが。

日本は決勝リーグには出られなかったが、まだW杯は続く。開催国という地の利からドイツの強さが印象的だ。勿論ブラジルは他国と格がひとつ違う。ドイツは次のアルゼンチン戦に勝てばその勢いで頂点まで上りつめてしまうかもしれない。筆者の無責任なベスト8予想は、既に決まっている2国以外は、イタリア、スイス、イングランド、オランダ、ブラジル、スペインである。フランスを落としている以外は順当な考えかもしれないし、オランダ・ポルトガルの因縁対決もどちらとも予想がつかない。そしてベスト4は、ドイツ、イタリア、オランダ、ブラジルである。イングランドは下馬評以上の強さを感じないが、この王国の底力は不気味であるし、グループリーグはスウェーデン戦への備えもあり6~7割の力出しだったのかもしれない。記録的にはオウンゴールだったが、パラグアイ戦のベッカムのフリーキックのレベル(誰かに当っても、又当らなくてもゴールが決まってしまうコースとボールの回転を実現できる非人間的なレベル)だけで、オランダをまさに一蹴してしまうかもしれないが、やはりオーウェンは痛い。そして、決勝はドイツとブラジルという2大会連続の同カードで、ドイツが優勝するという現時点での予想なのであるが・・・。

勝手なことを言ったから、大会が終わったら総括しなくては。
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by vanyatan | 2006-06-25 13:48 | スポーツ
f0058462_18514081.jpg自他共に認める巨人ファンである筆者が、機会ある毎に周囲に言って来たのが、「今もっとも欲しい他球団の選手は金本である」ということだ。これは実はもう10数年前から言っている。筆者はそもそも金本選手が広島のクリーンアップに並ぶ様になった時代から、そう、3番前田、4番江藤、5番金本という時代(実は、更にその前に1番野村、2番緒方といるから凄い・・・)に、兎に角この中で当時の巨人に一番欲しい打者は、外野手の左バッターが増えても金本だとずーっと言って来た。江藤が本塁打王になっても、前田、野村が首位打者を争っていても、筆者は絶対金本だった。当時はブログなんてものが無かったが、実は、FA時代が到来し、わが永遠に不滅の巨人軍はただ金銭だけを使いまくり、結果落合、広沢、清原を取り巻くって来たが、実はその度毎にスポーツ新聞に投稿(常に不採用)し続けていた。内容は勿論、「巨人が一番とるべく選手は金本だということ」。だから、江藤の巨人入りが確定した時が一番ショックだった。江藤選手が悪い訳ではなく、だったら今度こそ本当に金本だと思ったからだ。

金本選手に必用に拘っていた理由はただふたつ。ひとつ、チャンスに滅法強いこと。ふたつ、やたらと頑丈なこと。勿論その当時からこんな大記録をつくるなんて思ってもみなかったが、筆者は同じ広島カープの大先輩、衣笠選手と、左右の違いはあるにせよ、やたらとタイプがダブっていたのだ。派手さは無い。しかししっかり軸が定まっている選手であると。守備も良い。そしてこういう選手というのは、本当に珍しく、こういう選手こそ「10年に一度の大器」なんだと思う。

だから当然、この記録達成は嬉しい。しかも、筆者がここ10年では、ケン・グリフィーJr.と並び最も好きな大リーガーであるカル・リプケンの大記録を超えたことは更に嬉しい。言葉では表現出来ない偉業である。これは巨人ファンだからどうこうでは無く、(今や世界一の)日本野球界が誇る記録である。この「連続フル出場記録」というのを更新し、もう誰も届かない大記録(尤も、リプケンが達成した時、二度と破られない記録と言われたが・・・)にして欲しい。勿論、リプケンや衣笠同様、彼は記録だけでなく、記憶にも鮮烈に残る(巨人ファンなので嫌なシーンばっかりだが)大選手であり、彼の年齢から言えば、まだ3~4年はその勇姿に感動できるであろうが・・・。

金本選手の個人記録はこちらで
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by vanyatan | 2006-04-11 18:51 | スポーツ

大相撲 世界標準時代へ

大相撲春場所(大阪場所)が15日の熱戦を終了した。ここ1~2年は横綱朝青龍が圧倒的な強さで君臨していたが、こういう強い横綱の居るときというのは、不思議と後続する力士のレベルも上がって来るものだ。事実大鵬という大横綱が居た一方で、柏戸、北の富士、玉の海、琴桜という横綱が次々輩出しているし、初代貴乃花もこの大鵬時代後半の「主役」であった。史上最強横f0058462_033480.jpg綱といわれる双葉山の時代は、番付編成も、一年間の場所数も現在とは全く違うので、余り参考にならないが、やはり後続の羽黒山、安藝ノ海、照國という横綱の出現に繋がっている。強い力士が居るということは、各界自体の向上に繋がるのであろう。直近の二代目貴乃花の時代もある意味しかりで、兄弟とはいえ若乃花、武蔵丸、そして現在の朝青龍に繋がっているといえる。結果的に言えば、昨年一年間優勝杯を誰にも譲らなかったこの外国人横綱のお陰で、角界は、久しぶりに全体レベルが向上し、近年まれに見る高レベルで面白い大相撲が開催されるのは、後世の評価に託すまでもなく判明できるというものである。

特に、この平成18年春場所というのは、相撲界の歴史に残る場所になるであろう。まず、なんといっても特記したいのは、幕内・十両で休場がひとりもなかったこと。13年ぶりらしい。これは本当に嬉しい。どんなスポーツでも、選手がベストな状態で望むという機会は中々ないが、ベターくらいらは仕上げて欲しい一方で、怪我や故障はスポーツ選手にはつきものである。特に、ここ20年くらいで平均体重が25%以上も「増量」した角界の力士たちは、体を合わせること自体が常に危険と鉢合わせであるといえる。ましてや、世界中から「最強かつ最も美しい格闘技」と言われる大相撲は、同時に瞬発力も要求されるほど、格闘技の中ではこれほど「短時間」で勝敗が決まるものも無い。格闘技の100メートル走とも言えるのではないか。

f0058462_05482.jpg次に朝青龍を揺るがす存在として、またひとり白鵬が名乗りを上げたことである。大関の琴欧州、栃東に加え、入門時から期待され、ここ一年くらいは少し大人しかった「大器」の本領発揮であろう。近い将来、早ければ来年早々にも、朝青龍を鼎の軽重に琴欧州、白鵬の三外国人横綱時代が来ることを実感できた。

もうひとりは、十両の把瑠都である。43年ぶりという15戦全勝優勝は、あの横綱北の富士以来であるという。気の早い話だがこの把瑠都も「横綱候補」であることは間違い無い。

日本野球がベースボールを制したのも束の間、相撲という「国技」には、長いこと和製の横綱がいないどころか、今は角界の方が「インターナショナル」であると言えよう。スポーツに国境はないのだから、もっともっと角界は世界に門戸を開くべきである。まだまだ世界には相撲の「勘」の良い民族が沢山いる筈なのである。そして、そういう意味では、相撲が「半分文化伝統」だけでなく、真のスポーツとして世界に紹介されるチャンスが来たのだと歓迎したい。大相撲世界標準への幕開けに2006年春場所がなって欲しいと願う。

本日、29日に新大関白鵬が誕生する。
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by vanyatan | 2006-03-29 00:06 | スポーツ
少年時代からリトルリーグに入っていたから、この「事件」は大変な感慨である。小さい頃、留学したていたアメリカ人に「お前らのやっているのは野球だが、俺達のやっているのはベースボールだ」と言われて依頼、鬼畜米英ではないが、この日の来るのを切望していたに違いない。

今回の世界一には色々な解釈・感想があると思うが、筆者敢えてはふたつだけ。

ひとつは、予選の韓国と米国に敗れた合計3試合は、すべて1点差負けだったこと。韓国は全勝しているから例外としても、こういうチームは珍しい。別な言い方をすれば、全て勝てる可能性か多分にあったということだし、逆に幸運だったのは、韓国の様にすべて勝ってしまうと、自分のチーム弱点は愚か、本当の意味の「強み」も発覚できなかったのではないだろうか。短期決戦は、何処で波にのるかがポイントで、そういう意味では、サッカーのワールドカップで、日本のように決勝リーグに出ることが必死のチームと違い、ブラジルやドイツ、アルゼンチンなどが決勝リーグを見据えて予選を戦うのと一緒で、今回は「結果論」であるがピークを準決勝以降に持ってこられたモチベーションは見事だった。勿論、アメリカがメキシコに負けたというのが大きかったが、強いチーム、勢いのあるチームには「運」も見方するものである。

f0058462_2383545.jpgふたつめは「決勝」でキューバのみせた「追い上げ」に対し、自分たちの野球を見失わなかったことにある。昨年アジアリーグの初代覇者であるロッテから8人の選手が出ているこのチームは、キューバにとっても戦う前から「格が上」であったのは間違いないし、カストロ議長のコメントがそれを現している。今回は五輪に対戦した中途半端なチームでないことや、祖国のスーバースターが日本のプロ野球には全く通用しないことも露呈し、最早、日本にとってはキューバの「壁」が全く脅威でないことすら、自分たちも良く認識していた様だ。しかし、身体能力では圧倒的に優位な彼等は、メンタル的にもバランスが良く、4点のビハインドがあっても、自らの野球を最後までやり通した。これは拍手を贈りたいし、そういう意味では決勝がドミニカでなくキューバで良かったかもしれない。そして、そのキューバに対して、日本も「野球」が出来た。その点で一番大きかったのは、実は「世界の王監督」と「世界のイチロー」の存在であろう。世界の野球人の憧れである世界一の記録を持つ男サダハル・オーが、全ての野球人にこれほど大きな存在だということも、このWBCというイベントを通して初めて認識できたし、同時に「イチロー」もやはり偉大なんだということである。

ベースボールというスポーツの世界人口はまだまだ少ないし、次々回の五輪競技からも割愛されてしまった。また、オフェンスとディフェンスが一定の間これほど拘束されている競技は「スポーツではなくゲームだ」という論調も昨今多い。しかし、筆者の軸で考えれば、30年前の屈辱を晴らし、野球は世界の「ベストオブベースボール」なのだということを証明してくれたことにある。世界に通用する「日本野球」のペナントレースも開幕し、もっともっと世界の舞台でみせた高いレベルを目指して欲しいと思う。
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by vanyatan | 2006-03-26 23:04 | スポーツ