情報時代にVanyatanが勝手に選りすぐった記事を無責任に解説・提言いたします。元は「利用価値のない日々の雑学」から分派致しました。


by vanyatan
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多才なファックシミリ?

ファクシミリが最近、多機能になって来たらしいが、この傾向は数年前からあった。

家庭用ファクシミリをダメにした大きな理由(機能)として、普通紙化とハンディスキャナーがあった。
逆に言えば、この2要素で2000年に家庭用ファクシミリは売れまくった。

普通紙は保存性の低い感熱紙使用に比べ、如何にも利便性が高いように思えたが、一方で印字に必要なインクリボンやインクジェットのランニングコスト、特に前者においては、交換の手間も大変だ。

又、ハンディスキャナーというのも、一見するととても便利なものに感じ、特にコードレスタイプは本体と離れて居て、「メモリ機能だから、本機とどんなに離れていても使える」という特徴もあり、販売員なんかは皆、それをウリにお薦めしていたが、実はこの読み取りとても難しく、慣れないと中々綺麗な再現ができなかった。

2001年に、初めて、売上ベースで前年を下回ったファクシミリは、右へ倣えでなく、各メーカーが独自の道を歩み始めたのである。

例えば、シャープは受信文書の内容が印刷前に見えるという機能を付加した。キャノンはカラーファクシミリに必用に拘った。松下はおたっくすとパナファックスの2系統があったが、コードレス電話機と共に、デジタルに拘り、同時にドアホンとの連動を考えた。国内では後発であったブラザーは、複合機を低価格で提供したが、ネームバリューが今ひとつであった。NECとソニーは一時的に連繋をしたが、結局ソニーは2年で降りてしまった。

しかし、この様な付加価値機能をつけて単価を上げる努力をしたにも関わらず、売り上げどころか、2002年には台数ベースでも前年を下回った。大きな要因はパソコンとの明確な棲み分けが出来なかったことである。Eメールが一般的になりつつあったことでファクシミリの意義が薄れてしまった。また当時、携帯のiモードが爆発的に当たったことから、NTTはLモードというまさに、苦肉の一発を出し、大失敗。この失敗は、ファクシミリ市場そのものへも不信感へと繋がり大打撃となり、各電気店、量販店の売り場でも、電話機・FAX機のスペースは最盛期の10分の1以下になった。

f0058462_12302442.jpg筆者が思うにファクシミリというのは、今や日常生活においてはメインな機器では無い。但し、電子メールがすべての人に行き渡っているかというとそれは違う。又、ビジネスシーンでは、業種にもよるが、ファクシミリの用途はまだまだ電子メールより高い。

ということは、パソコンの補助機器であると同時に、どちらかというと郵便の補助機器であるということだ。

ファクシミリの始まりは電話の補助機器であった。電話という音声だけでは伝わりにくいことを文字や絵、ビジネスシーンの書類として送信して、コミュニケーションを深めるものであり、決して、メインな機器ではないのである。

今、ファクシミリの多機能化が、又、注目されているそうであるが、この補助機器であるかぎり、筆者は以前からの感熱式でコンパクトなファクシミリこそ、ベストな選択だと考えるが・・・。

(画像はパナソニック KX-PW606DL-W デジタルで盗聴防止になる。コンパクトサイズで良いが、残念ながら普通紙。これで感熱紙なら完璧・・・)
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by vanyatan | 2007-09-05 12:35 | 生活