情報時代にVanyatanが勝手に選りすぐった記事を無責任に解説・提言いたします。元は「利用価値のない日々の雑学」から分派致しました。


by vanyatan
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運転マナー、自転車だけ?

12月18日日本経済新聞朝刊、月曜日の人気コラム"SWITCH ON MONDAY"に「自転車の歩道通行、容認9割」という記事があった。調査会社の「歩行者から見た自転車マナー」に関するアンケート結果を元にした内容である。記事では大阪府が昨年7月から「マナーアップ運動」と題して、自転車マナー向上運動という市町村試みを冒頭に、自転車マナーに関する実例をあげていて記事としては纏まっていたが、待てよ、これは本当に自転車だけの問題なのか。

f0058462_1603134.jpg自転車といったって、自転車がロボットの様に勝手に動いている訳ではないという茶々入れは辞めて、元来、日本人は交通に関しては先進国だが、その精神的な部分は実に後進国である。それは、ある意味でアジア全域に関して言える事であるが、日本人は特別で、成人であれば殆どの人が、自動車、自転車、歩行者どの立場にも成りうる。だから、本来それぞれの立場が理解出来る筈なのに、いざ、自動車に乗ると、自転車の立場を忘れてしまい、同様に自転車に乗ると歩行者の気持ちを理解しなくなる人が多い。筆者は以前に日本橋兜町界隈に仕事場があったが、あの周りでは、自転車に乗った証券マンが、めざまし時計の様な警笛を鳴らしながら、歩道の歩行者を当たり前のように退かして走る。社会人になった当初の事だったのでオフィス街は皆、こんな感じなのかと思ったが、やはりあの界隈だけであった。同じ日本橋兜町界隈でも銀行マンの自転車は全然マナーが良かった。

交通先進国のヨーロッパでは、大型車の運転手は、自分達が、乗用車や歩行者の安全を守る立場にあることに誇りを持っているということを、かつてF1ドライバーとして世界で活躍した中島氏がコラムに書いていた時、なるほどと感心し、納得した覚えがある。そういえば、日本では早馬や飛脚が東海道の旅人を退け退けと言いながら築かれてきた交通文化である。が、その飛脚のマークをつけた運送会社ですら、以前は随分高速道路でのマナーには呆れたが、現在では殆どそんな印象はない。これはひとつの企業努力でないかと評価する。要するに、何に乗ろうが乗るまいが、他人との関わりん゛あるのが社会であり、その暗黙の了解の上に成り立っているのだから、その中の何かひとつを取り上げて、「どうか??」といってみても、根本的には何も変わらないのであろう。

しかし、何よりも「マナー」とは他人にとやかく言う以前に、自らが進んで遵守するものである。
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by vanyatan | 2006-12-20 16:01 | 生活