情報時代にVanyatanが勝手に選りすぐった記事を無責任に解説・提言いたします。元は「利用価値のない日々の雑学」から分派致しました。


by vanyatan
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

白鵬、露鵬、琴欧州・・・ 相撲界に新課題。

先場所序盤休場し、綱の復帰は優勝以外ないという強い信念の元、見事な土俵を飾り、圧倒的な朝青龍の強さで終わると思われた名古屋場所だったが、最後に座布団が館内を舞った。相撲に悪役は存在しないが、どうも、朝青龍は悪役、白鵬は良い役である。しかも、朝青龍の悪役っぷりは現理事長の現役時代に匹敵する。横綱には申し訳無いが、千秋楽結びの一番で、来場所への期待が一層大きくなったのは事実。ズバリ、白鵬は来場所優勝して場所後は横綱昇進だろう。

この名古屋場所はこれ以外にも色々なことがあった。

f0058462_013729.jpgまずは露鵬事件である。出場停止の3日間が重いか軽いかということについて言えば、これは相当重い。3敗の露鵬には後半の停止は星取りに大きく影響するからだ。結果、千秋楽の今日琴三喜を破って給金を直した。筆者が重いといっているのは、この「罰」が何に対してなのかということである。もし、土俵態度に対して言うのであれば、大関千代大海のにお咎めなしは片手落ちである。諍いは一方的なものでない。ましてや、相手は大関。挑発しないまでも、そういう行為を抑えるのが大関というものだ。かつての大関といえば、こういう血気盛んな若い逸材の検討には、取り組み後、肩を叩いて賞賛したものだ。師匠の千代の富士も、良く、そういう賞賛を表現する横綱だった。また、もしカメラマンに関しての暴行だとしても、こんな場所中の力士を刺激するような行動に関しては、マスコミといえどもシャットアウトするべきである。

琴欧州の事件も同じである。しかも千秋楽の事件。一日くらい報道規制をするべきである。大相撲はプロレスではない。土俵以外の駆け引きは必要ないし、その辺りのジェラシーは、少なくとも関係者はしっかり考えて欲しいのである。

冒頭に書いた様に今場所の朝青龍は見事であったが、それには、怪我の後の横綱自身の「変身」にある。進んで稽古をし、休場して初めて分かった「綱の重み」の責任を全とうしようとした姿がそこにあった。筆者は、今まで余り好きな力士ではなかったが、この場所前の横綱は今までの見方を払拭した。かつて、貴乃花の黄金時代、時の理事長が「一番強い奴が一番沢山稽古しているんだから、誰も適わない」と評したが、稽古の虫だった貴乃花は別として、朝青龍にも、本当の意味での「綱の責任」を自覚した場所であった。それに比べると、やはり千代大海が、故初代貴乃花の大関在位50場所に次ぐ45場所だそうだが、この恵まれた体格の持ち主が「綱」に程遠いのは、自分の立場を弁えることのできない力士としての資質の無さである。悲しいかなその辺りの違いがはっきり出てしまった。その朝青龍もかつて旭鷲山と因縁の対決の土俵態度で注意を受けた。

大相撲は夏巡業で、夏休みも重なって地方巡業は一番華やかな季節を迎える。巡業地に近い方々は是非「素顔の力士」を見に行って欲しいと願う。
[PR]
by vanyatan | 2006-07-24 00:18 | スポーツ